額田郡幸田町で36年地域に根付いた医療を行っている歯医者『わたなべ歯科』の藤田です。
「歯の黄ばみを白くしたい」「白い歯に憧れる」という方の中には、次のような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
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セラミックとホワイトニング、どちらがいいの?
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セラミックとホワイトニングはどう違うの?
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セラミックとホワイトニングのメリット・デメリットは?
今回は、歯を白くするための方法であるセラミック治療とホワイトニングについて、それぞれの特徴・違いやメリット・デメリットを説明します。
目次
■歯を白くしたいときの方法とは
口元は顔の印象を左右する重要な要素です。
「天然歯に近い白い歯にしたい」「歯の黄ばみを白くしたい」などのお悩みに対応する方法として、セラミックを用いた治療とホワイトニングがあります。
◎セラミック治療
セラミック治療は、むし歯のあった部分を削った箇所にセラミックやジルコニアなどの白い歯科素材の詰め物・被せ物で補う治療です。
保険診療の銀歯はお口を開けたときに金属色が目立つことがありますが、セラミック素材は天然歯に近い色味・質感で自然な見た目に近づけられます。
セラミック治療の概要(自費診療)
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料金:55,000円~220,000円(税込)
※詳細はホームページをご確認ください。
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治療回数:2回以上
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治療期間:約1~3ヶ月
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治療内容:歯の型取りをして詰め物や被せ物を製作し、歯に接着します。その後、かみ合わせを調整します。
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リスク・副作用:強い衝撃が加わるとセラミック素材の詰め物・被せ物は破損する可能性があります。
◎ホワイトニング
ホワイトニングは専用の薬剤を使用して歯を漂白し、白い見た目にする方法です。
自宅で自分で行うホームホワイトニングや、歯科医院で行うオフィスホワイトニング、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用したデュアルホワイトニングがあります。
ホワイトニングの概要(自費診療)
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料金:
ホームホワイトニング:33,000円(税込)オフィスホワイトニング:3,300円~13,200円(税込)
デュアルホワイトニング:40,000円(税込)
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治療回数:1回以上
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治療期間:約2週間~3ヶ月
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治療内容:ホームホワイトニングはお口に合わせて製作したマウスピースに、ホワイトニングの薬剤を入れて歯に装着し、歯を漂白します。オフィスホワイトニングは歯科医院で歯に薬剤を塗布し、特殊な光を当てて歯を漂白します。
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リスク・副作用:しみるなどの知覚過敏の症状が一時的にみられる場合があります。
■「歯を白くしたい!」セラミックとホワイトニングの特徴
歯を白くしたいときの方法であるセラミックを用いた治療とホワイトニングのそれぞれの特徴とメリット・デメリットをお伝えします。
◎セラミック治療の特徴
セラミック治療は、むし歯を削った部分や歯の欠けなどを修復する際に、白いセラミック素材を使用することで自然な見た目に近づけられる治療です。
セラミック治療のメリット・デメリットを確認していきましょう。
[メリット]
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表面が滑らかで歯垢が付きにくいので、清潔に保ちやすい
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天然歯に近い色味や質感で自然な見た目に近づけられる
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見た目だけではなく、噛み合わせも調整できる
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医師と相談しながら希望の白さや強度によって素材を選択できる
[デメリット]
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歯そのものを白くするのは難しい
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セラミック素材は強い力がかかると割れたり欠けたりすることがある
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天然歯を削る必要がある
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歯の状態によってより適切な素材を検討した方がよい場合もある
◎ホワイトニングの特徴
コーヒーや紅茶、カレーなどによる着色汚れや歯の黄ばみを白くしたいときに、ホワイトニングの薬剤を使用して歯を漂白する方法です。
ホワイトニングのメリット・デメリットをお伝えします。
[メリット]
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天然歯そのものを漂白して白くできる
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着色汚れを取り除き、今よりも白い見た目にできる
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歯を削る必要がない
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複数の歯を同時に白くすることも可能
[デメリット]
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白さを実感できるまで時間がかかる
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白さを長期的に保つには定期的なホワイトニングが必要
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詰め物や被せ物は白くならないので色の差が目立つ場合がある
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施術中や施術後に知覚過敏が起こることがある
【歯を白くしたいときは目的に応じて相談しましょう】
セラミック治療は、白い歯科素材であるセラミックを用いて歯を修復し、天然歯に近い見た目に仕上げる方法です。
一方、ホワイトニングは、薬剤を用いて天然歯を漂白し、白くする方法です。それぞれの目的やメリット・デメリットを踏まえ、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
「歯を白くしたい」「歯の黄ばみを白くしたい」といったお悩みやご希望がある場合は、歯科医院でお口全体のバランスを確認しながら、より適した治療方法を相談しましょう。