額田郡幸田町で 36 年地域に根付いた医療を行っている歯医者『わたなべ歯科』の藤田です。
お子さまのむし歯予防としてシーラントをすすめられた経験のある方も多いでしょう。中には、シーラントについて、以下のような疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
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シーラントはどのような効果がある？
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シーラントのメリットとデメリットは？
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シーラントは何歳からしたらよい？
今回は、シーラントの効果や特徴についてお伝えします。シーラントの適応年齢についても説明していますので、検討されている方の参考になりましたら幸いです。
■「シーラント」ってどのような処置？効果も解説
シーラントはむし歯予防処置のひとつです。歯の溝にシーラント材（歯科用プラスチック）を埋めることで、汚れが溝の中に入り込むのを未然に防ぎます。主に奥歯の噛み合わせ部分に行いますが、前歯の裏側に処置することもあります。
特に奥歯の溝は深く形状が複雑で、食べかすや汚れが入り込みやすい場所です。歯ブラシで磨きにくい場所は、あらかじめシーラントで埋めておくと清掃性が上がり、むし歯の予防になります。
また、シーラント材に配合されているフッ化物からフッ素が放出されるため、以下の3つの効果によるむし歯予防も期待できます。
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歯質の強化
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再石灰化の促進（むし歯になりかけた歯を修復する働き）
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むし菌の活動を抑制
■シーラントのメリット
シーラントのメリットは、以下の4つです。
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生えたての歯をむし歯から守る
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歯を削る必要がなく、小さなお子さまも受けられる
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歯医者に慣れないお子さまの治療のトレーニングになる
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フッ素塗布を併用すると、さらにむし歯予防効果が高まる
シーラントの処置は歯を削らないので「歯医者は歯を守りに行くところ」というお子さまの「予防」の意識づけにも役立つでしょう。
■シーラントのデメリット
シーラントのデメリットは、以下の2つです。
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欠けたり取れたりすることがある
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取れるとむし歯になることがある
シーラントは欠けたり取れたりして歯の表面に凹凸が生じ、汚れが入り込んでむし歯になることもあります。また、シーラントをしていてもむし歯になる可能性はあるので、毎日の丁寧な歯磨きは欠かせません。定期検診を受診し、シーラントをした部位のチェックを受けることも大切です。
■シーラント処置は何歳から受けられる？
乳臼歯が生えそろう3歳頃から受けることができます。
歯はエナメル質という硬い組織で覆われていますが、乳歯のエナメル質は永久歯の半分ほどの厚さしかありません。永久歯よりもむし歯の進行が早いため、むし歯になってしまう前にシーラント処置を受けましょう。
【奥歯が生えたら早めにシーラント処置を】
乳歯も永久歯も生えたての歯はやわらかく、むし歯になりやすい状態です。むし歯になってしまうと歯を削る治療が必要になるので、奥歯が生えたら早めにシーラントを検討しましょう。
乳歯と生えたての永久歯は保険が適用されますが、それ以外は自費診療となります。費用を軽減して効率よくむし歯を予防するためにも、子どものうちにシーラント処置を検討してみてください。
