
「これって乳歯?それとも永久歯?」
お子さまの歯を見て、そう感じたことはありませんか?
この記事では、乳歯と永久歯の見分け方を中心に、本数の違いや歯の構造の違いについてもわかりやすく解説します。
目次
■乳歯と永久歯って何が違うの?
乳歯と永久歯は、役割も特徴も異なる歯です。見た目が似ているため違いがわからないことも多いですが、実は本数や歯の性質に大きな違いがあります。
まずは、乳歯と永久歯の基本的な違いから整理していきましょう。
◎乳歯とは
乳歯は、赤ちゃんから子どもの時期に使われる歯です。
生後6ヶ月頃から生え始め、食べる・話す・あごを育てるなど、大切な役割を担っています。
◎永久歯とは
永久歯は、大人になってからも使い続ける歯です。乳歯が抜けたあとに生え変わり、一生使うことを前提とした丈夫な構造をしています。
■乳歯と永久歯の「本数」の違い
乳歯か永久歯かがわからないとき、「今、何本生えているか」は大きなヒントになります。
実は、乳歯と永久歯では本数がはっきりと異なります。
◎乳歯の本数
乳歯の本数は、全部で20本です。
上下それぞれ10本ずつで、前歯・犬歯・奥歯(乳臼歯)で構成されています。
◎永久歯の本数
永久歯は、親知らずを含めると28〜32本です。
乳歯よりも本数が多く、奥歯の種類も増えるのが特徴です。
■乳歯と永久歯の見分け方
見た目だけでは判断が難しいこともありますが、いくつかのポイントを押さえることで見分けやすくなります。ここでは、家庭でも確認しやすい乳歯と永久歯の見分け方をご紹介します。
◎歯の大きさ・色の違い
乳歯は永久歯に比べて、
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歯が小さい
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白く、やや透明感がある
といった特徴があります。永久歯はやや黄色みがあり、歯のサイズも大きめです。
◎生えている位置で判断する
6歳前後に、乳歯の一番奥のさらに奥に生えてくる歯は、永久歯(第一大臼歯)です。
これは乳歯が抜けずに生えてくるため、見分けがつきにくいポイントのひとつです。
◎抜けずに生えてきた歯は永久歯の可能性が高い
乳歯は基本的に、抜けてから永久歯に生え変わります。
そのため、「乳歯が残ったまま後ろから生えてきた歯」は、永久歯であることが多いです。
■乳歯と永久歯の構造の違い
乳歯と永久歯は、見た目だけでなく、歯の中の構造にも違いがあります。
この違いを知ることで、乳歯のケアがなぜ重要なのかが見えてきます。
◎乳歯はエナメル質が薄い
乳歯は永久歯に比べて、歯の表面を覆うエナメル質が薄いという特徴があります。
そのため、むし歯の原因となる「酸」の影響を受けやすく、内部まで進行しやすい傾向があります。
◎神経までの距離が近い
乳歯は歯の内部構造も小さく、むし歯が神経に達しやすいとされています。
「小さなむし歯でも進みやすい」のが乳歯の特徴です。
■「乳歯だから大丈夫」は間違い?
「どうせ生え変わるから、乳歯はむし歯になっても大丈夫」と思われがちですが、実は注意が必要です。乳歯の状態は、後から生えてくる永久歯にも影響を与えることがあります。
◎乳歯の健康は永久歯につながる
乳歯がむし歯になると、
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永久歯の生える位置
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歯並び
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口の中の環境
に影響することがあります。
乳歯がむし歯になりやすい理由については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【小さな歯でも大切。乳歯を知ることが、永久歯を守る第一歩】
乳歯と永久歯の違いがわからないと感じるのは、よくあることです。
乳歯は20本、永久歯は28〜32本と本数が異なり、大きさや色、生え方でも見分けることができます。
また、乳歯はエナメル質が薄くむし歯になりやすいため、乳歯の時期からのケアが、将来の永久歯の健康につながります。
お子さまの乳歯にご不安な点がある場合は、お気軽にご相談ください。
