仕事と家事で忙しい人へ、銀歯が急に痛い原因と受診を急ぐ目安|幸田町の歯医者|わたなべ歯科

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仕事と家事で忙しい人へ、銀歯が急に痛い原因と受診を急ぐ目安

仕事と家事で忙しい人へ、銀歯が急に痛い原因と受診を急ぐ目安

目次

銀歯の痛み、様子見か受診かを決めるために


夕食で奥歯を噛んだ瞬間にズキッとして、翌朝は冷たい飲み物までしみる。10年以上前の銀歯なら、銀歯の下でむし歯が進んでいないか気がかりですよね。この記事では、考えられる原因、予定を動かしてでも受診したい症状、受診までに避けたいことを順に整理しました。痛みが強まる、腫れがあるといった変化は、早めに相談する目安です。


この記事の要点まとめ


  • 古い銀歯の痛みは、下のむし歯のほか、神経や歯の根の炎症、歯のヒビ、噛む力の負担などが原因となる場合があります。
  • 痛みが続く・強まる、眠れないほどズキズキする、歯ぐきや顔の腫れ・発熱があるときは、早めに歯科へ相談しましょう。
  • 受診までは痛む側で噛まず、刺激を避けて症状を記録し、検査後に治療の進め方や通院回数、費用を相談できます。

昔入れた銀歯が急に痛い原因は何ですか?


銀歯の下のむし歯(二次カリエス)が代表的ですが、原因はそれだけではありません。神経や歯の根の炎症、噛む力の負担、さらに隣の歯や歯ぐきが痛みの元になっていることもあります。


古い銀歯の下では、どのような変化が起こりますか?


長く使った銀歯の下でも、むし歯が再発することがあります。銀歯の下で進むむし歯は外から見えにくく、気づいたときには神経の近くまで及んでいる場合もあります。


神経に炎症(歯髄炎)が起きたり、根の先に膿がたまる根尖性歯周炎へ進んだりすると、痛み方も変わります。フロスが引っかかる、舌で触ると段差があるといった変化は境目を診てもらう手がかりですが、それだけでむし歯とは決められません。


噛むと痛いのに、銀歯の下のむし歯とは限らないのはなぜですか?


噛んだときの痛みは、歯根膜(歯と骨をつなぐ膜)の炎症や歯のヒビでも起こるからです。不完全な破折のある歯を対象とした研究では、治療後の噛む痛みと冷たい物へのしみが評価されています1。


食いしばりや歯ぎしり、噛み合わせのずれが負担になっている場合もあります。隣の歯のむし歯や歯周病による歯ぐきの炎症を、銀歯の痛みと感じていることも。食いしばりに心当たりがあっても、それだけで原因は絞れません。


被せたばかりの銀歯と、長く使った銀歯では考え方が違いますか?


違います。治療直後は処置の刺激で神経が一時的に敏感になり、金属が温度を伝えやすいこともあって、冷たい物・熱い物がしみやすくなります。銀歯がわずかに高く、噛むたびに痛むこともあります。


数年以上たった銀歯なら、境目のすき間や歯の内部の変化も考えます。治療直後でも、痛みが日ごとに強まる、噛めないほど痛むときは早めにご相談ください。


どんな痛みなら、予定を調整して受診を急ぐべきですか?

どんな痛みなら、予定を調整して受診を急ぐべきですか?

刺激がなくなっても痛みが続く、日ごとに強まる、腫れや発熱がある。こうした場合は、仕事や家事の合間でも早めに歯科へ連絡してください。痛み方は目安になりますが、それだけで病名は決められません。


冷たい物で一瞬しみる場合と、刺激後も痛みが続く場合はどう違いますか?


一瞬しみてすぐ治まるなら、刺激を避けつつ近いうちに受診予定を立てる段階と考えられます。しみる回数が増える、熱い物でも痛む、しみた後もジーンと続くときは、神経の炎症が進んでいる可能性があり、早めの相談をおすすめします。


ただ、知覚過敏やヒビでも似たしみ方が出るため、神経の状態は検査で確かめる必要があります。


噛むと痛い、何もしなくてもズキズキする場合はどうしますか?


噛むと痛む歯では無理に噛まず、早めに相談しましょう。噛む痛みはヒビのある歯でもみられます。


何もしていなくてもズキズキする、夜眠れないほど痛むなら、受診を急いでください。座ると痛む、横になると響くなど姿勢で変わることもありますが、それだけで原因は判断できません。


歯ぐきや顔の腫れ、発熱があるときは当日相談が必要ですか?


はい、当日中に歯科へ連絡しましょう。痛み方ごとの目安は次のとおりです。


痛み方・症状考えられる例相談の目安
冷たい物で一瞬しみる知覚過敏、治療後の過敏など刺激を避け、受診日を決める
しみが長引く・熱い物でも痛む・噛むと痛い神経の炎症、ヒビなど早めに相談
何もしなくてもズキズキ・眠れない神経や根の炎症など受診を急ぐ
歯ぐきや顔の腫れ・膿・38度前後の熱・口が開きにくい根の先の炎症の広がりなど当日中に連絡

表の「考えられる例」は一部で、実際には診察で確かめます。飲み込みにくい、息苦しいといった症状を伴うときは、歯科の予約を待たずに医療機関へ相談してください。


ポイント

痛みが続く・強まる・腫れや熱がある場合は、予定を調整してでも早めの連絡を。


歯科を受診するまで、何を避ければよいですか?


痛む側で無理に噛まない、強い刺激を避ける、痛みや腫れの変化を見ておく。この3つが基本です。応急的な対応は原因の治療ではないので、痛みが落ち着いても受診を考えてください。


食事や歯磨きでは、どんな刺激を避けますか?


硬い物を痛む側で噛む、氷や熱い汁物を直接当てるといった刺激は控えましょう。歯磨きは続けて構いません。痛む部分には毛先をやさしく当てる程度にし、銀歯やフロスの引っかかりを爪や器具で削ろうとしないでください。


市販の鎮痛薬で痛みが引けば、受診を延ばせますか?


延ばす理由にはなりません。薬で痛みが和らいでも、むし歯や炎症そのものが治まったとは限らないためです。


使う場合は添付文書の用法・用量を守り、持病や服用中の薬、妊娠中などで迷うときは薬剤師や医師に確認しましょう。腫れや発熱があるのに、薬だけで様子を見続けるのは控えてください。


忙しくてすぐに行けないとき、何を伝えて連絡しますか?


予約の際に次の点を伝えておくと、緊急度の判断に役立ちます。


  • 痛み始めた日と、痛みが強まっているか
  • 冷たい物・熱い物・噛んだときの反応
  • 腫れや発熱の有無、飲んだ薬
  • 受診できる曜日と時間帯

予定していた日より前に症状が強まったら、その時点で改めてご相談ください。


幸田町で相談すると、検査や治療はどう進みますか?

幸田町で相談すると、検査や治療はどう進みますか?

診察では原因を調べてから処置を考えるため、初診で銀歯の作り直しまで進むとは限りません。検査結果をもとに、仕事やお子さまの予定も踏まえて通院の進め方を決めていくのが一般的です。


銀歯を外すかどうかは、何を診て決めますか?


問診で痛み方を伺い、銀歯の境目や歯ぐき、噛み合わせを確認したうえでレントゲンを撮る流れが一般的です。歯の根や骨の状態は、歯科用CTで立体的に確認する方法もあります。


銀歯の下やヒビは画像だけでは見えにくいことがあり、複数の所見を合わせて、銀歯を外して内部を確かめるかを判断します。


原因が分かった後は、銀歯の付け直しや神経の治療になりますか?


原因によって変わります。むし歯が浅ければ、悪い部分を取り除いて詰め直しや被せ直しを検討します。


神経の炎症や根の先の膿が疑われるときは、根管治療(歯の根の中を清掃・消毒する処置)が候補になり、複数回の通院になることもあります。ヒビの場合は、位置や深さを確認してから方法を考えます。


初診でどこまで進むか、通院回数や費用は相談できますか?


相談できます。初診は検査と痛みを和らげる処置が中心になることも多く、回数や費用は診断内容と、保険診療・自費診療のどちらを選ぶかで変わります。セラミックなどの自費診療は公的医療保険が適用されないため、見た目だけでなく噛む機能や長く使えるかも含めて説明を受け、納得して選ぶことになります。


自費診療でセラミックの被せ物(クラウン)にする場合、歯を削って型を取る日や装着する日を含む通院回数と期間には個人差があります。費用も治療内容によって異なり、検査や根管治療、土台づくりが先に必要な場合は、その分の回数・期間・費用が変わります。当院の費用は診察のうえでご案内します。具体的な見通しは医師にご相談ください。


治療に伴って起こりうる主な副作用・リスクには、次のようなものがあります。


  • 歯を削った後や被せ物の装着後に、一時的に冷たい物がしみる、噛むと違和感がある
  • 処置の後に、歯ぐきが一時的に痛む、腫れる
  • 根管治療の後に、噛んだときの痛みや腫れが続く場合は医師にご相談ください
  • セラミックに割れや欠けが生じた場合は、医師にご相談ください
  • 被せ物の形に合わせて、詰め物より多く歯を削る場合がある

診察では、専門用語をなるべく使わず、分かりやすい言葉で説明を受けることが大切です。症状が強くなる前に原因を確かめ、良い状態を保つための方法を相談することも大切です。幸田町で歯科を受診する際は、痛みの様子と受診できる時間帯を伝え、検査や治療の進め方を相談してください。


ポイント

初診は原因を確かめる場。通院回数や費用の見通しは、診断のあとに確認できます。


よくある質問


Q. 歯ぐきの腫れは、ロキソニンなどの市販薬で治りますか?


A. 歯ぐきの腫れがある場合は、市販薬だけで対処しようとせず、歯科で原因を確認してください。薬を使ってよいか、腫れが続く場合はどうすればよいかなどは、歯科医師にご相談ください。服用の可否や量は、添付文書に従い、迷うときは薬剤師や医師にご相談ください。


Q. 歯の神経が弱っているときは、どんな症状が出ますか?


A. 強い痛みが続いたあと急に痛みを感じなくなる、歯の色が暗く見えてくる、噛むと響くといった変化がみられることがあります。痛みが消えたから治まったとは言い切れないため、変化に気づいたら検査を受けて状態を確かめましょう。


Q. 歯科で聞く「パコる」とはどういう意味ですか?


A. 被せ物や詰め物が外れることを指す俗な言い方として使われることがあります。外れたときの対処は別の記事で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。


Q. 根管治療は通院回数が多いと聞きますが、なぜですか?


A. 歯の根は細く複雑な形をしており、中の清掃と消毒を何回かに分けて行うことがあるためです。回数は根の形や炎症の程度で変わるので、治療前に見通しを確認しておくと予定を立てやすくなります。


参考文献


1. Davis R, Overton JD. Efficacy of bonded and nonbonded amalgam in the treatment of teeth with incomplete fractures. Journal of the American Dental Association. 2000. PMID: 10770009 / DOI: 10.14219/jada.archive.2000.0203


藤田 久典

歯科医師


わたなべ歯科

院長

藤田 久典

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