額田郡幸田町で36年地域に根付いた医療を行っている歯医者『わたなべ歯科』の藤田です。
お子さまの歯医者デビューについて悩まれる保護者の方は少なくありません。以下のようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
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子どもの歯医者デビューはいつ頃がいいの?
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赤ちゃんの頃から歯医者に通って意味はあるの?何をするの?
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子どもの場合はどれくらいの間隔で歯医者に通えばいいの?
今回はお子さまの歯医者デビュー時期についてお伝えします。定期的な通院が必要な理由についてもお話しますので、お子さまの歯科受診のタイミングでお悩みの方はぜひ参考にしてください。
■子どもの歯医者デビューはいつからがいい?
子どもの歯医者デビューは、歯が生え始めた頃が目安です。
歯が生え始める時期や順番には個人差がありますが、一般的には生後6ヶ月頃に下の前歯が生え始め、1歳頃には上下の前歯8本が生え揃います。さらに、3歳頃には乳歯がすべて生え揃うのが一般的です。
歯が生え始める頃には、すでに離乳食がスタートしているお子さまもいらっしゃるでしょう。食べ物によって歯に汚れがつきやすくなるため、この時期に歯科を受診することが、むし歯予防につながります。また、保護者の方が正しいケアの方法を知るうえでも、早めの受診が効果的です。
子どもの頃にむし歯ができて治療を受けると、歯科医院に対して苦手意識が芽生えてしまうことがあります。一度怖いという印象がついてしまうと、痛みや異変があっても通院をためらうようになるかもしれません。そうならないためにも、予防処置を通じて歯医者に慣れておくことが大切です。
※出典:日本歯科医師会
■子どもの歯医者の通院間隔は?
子どものむし歯予防の通院間隔は約3~4ヶ月に1度の頻度をおすすめしています。
むし歯のチェックや歯磨きの状態の確認、歯のクリーニング、フッ素塗布、必要に応じてブラッシング指導などを行います。
歯科医院で行うフッ素塗布は1度行っただけでは十分な効果を得られません。定期的に継続することでむし歯の予防が期待できます。
むし歯になりやすいお子さまの場合は通院の間隔を少し短くするなど、お子さま一人ひとりのお口の状態に合わせて通院頻度を判断します。通院間隔やケアの内容についてご希望やご不安がある方は、お気軽にご相談ください。
【早めに歯医者デビューして予防を心がけましょう】
歯が生え始める時期に歯医者デビューをすることで、早めのむし歯予防が可能です。
そのほかにも小さいうちから定期的に通院することで以下の6つのメリットがあります。
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むし歯の早期発見・早期治療が可能
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フッ素によるむし歯予防が期待できる
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きれいなお口の状態を維持できる
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歯医者への苦手意識が生まれにくくなる
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歯並びや噛み合わせの確認ができる
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正しいセルフケア方法を理解できる
乳歯は歯が柔らかいため、むし歯になりやすく、大人の歯よりもむし歯の進行も早いという特徴があります。しかし、歯が柔らかいためにフッ素の吸収率が高いという利点もあります。
適切な時期から正しいむし歯予防を行って、お子さまの歯を健康に保ちましょう。