額田郡幸田町で 36 年地域に根付いた医療を行っている歯医者『わたなべ歯科』の藤田です。
最近は、年齢や性別を問わず、多くの方がホワイトニングに興味をお持ちです。以下のようなお悩みがある方もいらっしゃるでしょう。
- 市販のホワイトニング製品と歯科医院でのホワイトニングはどう違うの?
- ホワイトニングサロンってどういうもの?
- 通販サイトでホワイトニング製品を購入する注意点は?
今回はホワイトニングの効果や注意点をお伝えします。セルフホワイトニングと歯科医院でのホワイトニングで迷われている方はぜひご参考にしてください。
目次
■セルフホワイトニングと歯科医院でのホワイトニングの違い
最近はホワイトニング製品が多数販売されているため、歯科医院ではなく、市販の製品を使用される方も多いのではないでしょうか。
用意された薬剤と機械を使用してご自身で施術を行うホワイトニングサロンの利用を検討されている方もいらっしゃるかもしれません。
セルフホワイトニングと歯科医院で行うホワイトニングは、使用する薬剤が違うため実感できる白さが異なります。
セルフホワイトニングは主に着色汚れの除去が目的であり、歯そのものの色を変えることはできません。着色汚れが落ちることで本来の歯の白さになったと感じられる程度です。
一方、歯科医院でのホワイトニングは歯の内部を白くする働きがあるため、元々の歯の色以上の白さが期待できます。
着色汚れが気になる方であれば市販のホワイトニング製品やセルフホワイトニングでも満足いく仕上がりかもしれませんが、より白い歯を求める方には歯科医院での施術がおすすめです。
◎セルフホワイトニングの注意点
歯科医院のホワイトニングに使用される漂白剤は、主に過酸化水素と過酸化尿素です。これらの過酸化物は劇物扱いになるため、薬事法によって厳しく取り扱いが定められています。
市販することは禁止されているため、ホワイトニング製品に過酸化水素や過酸化尿素は配合されていません。
また、歯科医師・歯科衛生士の資格を持たない者が口の中を触る行為は違法となるため、ホワイトニングサロンではご自身で施術を行わなければなりません。何かトラブルが生じた際も自己責任という形になります。
■ホワイトニング製品を入手する際の注意点
日本国内では過酸化水素や過酸化尿素などの漂白作用があるホワイトニング製品は販売されていませんが、海外では豊富に市販されています。それも安価なため、個人輸入をする方も中にはいらっしゃいます。
しかし、日本では歯磨き粉の成分に過酸化物が含まれている場合、歯科医師が使用する医療機器扱いとなるため、原則として一般の人が個人輸入することはできません。
また、海外の製品には偽物が出回っていたり、配合成分が不明であったりするものもあります。海外製の高濃度のホワイトニング製品を使用し、知覚過敏を発症することも十分に考えられます。
個人輸入で入手した製品の使用は自己責任となるため、健康トラブルが生じる可能性もよく考慮する必要があるでしょう。
【リスクを避け、十分な白さを実感したいなら歯科医院でホワイトニングを】
「歯の色をより白くしたい」場合は、漂白作用がある過酸化水素や過酸化尿素を使用する必要があります。漂白作用がない場合は、着色汚れを落とす程度にとどまるため、歯の色が劇的に変化するわけではありません。白さを求める方は満足できない場合も多いかもしれません。
また、市販で購入できるホワイトニング製品のなかには、歯の表面が傷つき、さらに着色が付きやすくなってしまうものも考えられます。歯科医院でのクリーニングであれば歯にかかる負担を抑えて着色汚れを除去できますので、歯の着色が気になる場合は歯科医院でのクリーニングをご活用ください。